職場トラブルよろず相談所

JAMゼネラルユニオンが運営する無料の労働相談ダイヤルです。

2021-03-15から1日間の記事一覧

【労働相談事例】在宅勤務の費用

Q.在宅勤務を命じられましたが、電話やインターネット通信料は自分持ちと言われました。 A.在宅勤務の費用負担に関しましては、特に法的定めはなされていません。しかしながら、業務遂行に直接関わる費用になりますので、かかった費用は会社が負担するの…

【労働相談事例】業務上のミスに対する損害賠償責任

Q.飲食店でバイトしていますが、皿やグラスを割るたびに弁償代を請求されています。 A.通常起こりうる過失によって生じた損害については、 労働者がその全額を賠償することはありません。会社は労働者の働きによって利益を上げており、業 務上のリスクを…

【労働相談事例】退職できない (期間の定めの無い雇用契約の方)

Q.1か月後の退職を申し出ても、3か月後の退職しか認めてくれません。さらに退職日まで有給休暇の取得も認めてくれません。 A1.労働者には「退職の自由」があります。退職を希望する労働者は自由に退 職することができ、退職の意思表示から2週間が経過…

【労働相談事例】求人票・求人広告と労働条件が違っていた

Q.求人票・求人広告に記載されていた労働条件と 実際の労働条件が違っていました。 募集広告 A.求人票・求人広告に記載された労働条件は直ちに労働契約の内容にはなりません。 求人票・求人広告の内容だけでなく、採用時の労働条件通知書の確認が必要と…

【労働相談事例】育児・介護休業取得に伴う不利益取扱い

Q.育児休業を申請しようとしたら、会社から 「戻ってきてもあなたのポジションはない、パートタイム労働者であれば復帰も可能」 と言われました。 A.育児・介護休業法では、育児・介護休業の申出をしたこと及び取得したことを 理由として、解雇その他「…

【労働相談事例】60歳定年後の継続雇用

Q.60歳定年後の継続雇用の希望を出しましたが、「パフォーマンスが低い」 との理由で拒否されました。 A.高齢者雇用安定法が改正され、現在では継続雇用制度は、希望者全員を65歳まで雇用することが義務づけられました。 会社が一方的に基準を決めて対象…

【労働相談事例】パート、アルバイトの有給休暇

Q.「うちはパートやアルバイトには有給休暇を与える制度がない」と言われました。 A.パートやアルバイトも、勤務日数に応じて年休を取れます。 年次有給休暇(以下「年休」)は、①継続勤務(雇入れの日から6カ月間、以後 1年間)と②出勤率(全労働日の…

【労働相談事例】雇い止め

Q.有期雇用契約で働いていますが、経営難を理由に「雇い止め」にすると言われました。 A.使用者は「やむを得ない事由」がある場合でなければ、期間途中の解雇はできません(労契法第17条)。「やむを得ない事由」は通常の解雇事由よりも厳しく判断され、…

【労働相談事例】解雇

Q.会社の経営難を理由に解雇すると言われました。 A.「辞めるつもりはありません」とはっきり伝えてください。解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして無効です。(労契法第16条) …

【労働相談事例】一方的な労働条件の引き下げ

Q.新型 コロナウイルスの影響による会社の経営難を理由に賃金を引き下げると通告されました。 A.「労働条件の引き下げには応じられません」とはっきり伝えてください。労働条件は、労働者と使用者の合意に基づき決定されるのが原則です。(労働契約法3条1…

【労働相談事例】パワハラ

Q.職場の上司からミスを激しく叱責されたり、指導と称して他の社員の前で罵倒されたりしています。 A.いじめやパワハラは人格権侵害の不法行為です。こうした行為に対しては、加害者だけではなく、使用者も安全配慮義務不履行により責任が問われる場合もあ…